モンテッソーリ保育園
モンテッソーリにおける「保育園」は「子供の家」と呼ばれています。なぜなら、すべてのものは子どもたちが独立して作業できるようにデザインされています。すべての設備は子供用に、作業用具は子供たちが取り出しやすい低い棚に整然と配置されています。
3歳から6歳までの子供は一緒に1クラスになり、お互いが社会的、知的、感情的に発達する効果があります。年下の子供たちは、年長の子供たちを見ることから学び、年長者は、年下の子供にやり方を見せることで、自信を得ることになります。長い集中時間は子供たちが必要な学習能力を発達させる点で助けになります。何かを学ぶ時に、かなり長い時間を集中する自己制御を得る意思決定を行い、アイデアを柔軟に切り替えて解決することができます。
新しいものを見つけてやってみる。科学的な世界で
「executive functions:執行機能」として知られているこれらの能力は、学問的な学習の前提条件であり、"学校への準備"に不可欠です。
子供たちには、柔軟なスキルを身につけているだけでなく、彼らがクラスに入った時から読んだり書いたりして、徐々に個々の技能を築いていきます。それゆえに、準備ができたら自然に読み書きができるようにする必要があります。
数学的な能力は、数学的概念の具体的な表現を使って構築され、深い理解が得られます。地理学、歴史、生物学、植物学、動物学、美術、音楽は、すべて子供たちが自分たち自身の体験から最も効果的に学びます。
クラスは、モンテッソーリ訓練を受けた教師によって運営されています。そして彼らは子供たちの観察と開発がモンテッソーリアプローチに基づいて行われるように訓練されています。 彼らはそれぞれの子供の容量や興味について、新しく適切な課題が個別に応じて与えられていることを注視します。
子供たちは自由に、自分自身のリズムと仕事パターンをつくってこれらの作業を選ぶことができます。決められた時間割はありません、子供たちは必要や欲求があるときに、教師主導のグループ活動にやって来ます。その他の時には自分たちの選んだ活動を好きなだけやります。
しかしながら、これは子供たちが好き勝手にできるということではありません。そこにはもちろん境界があり-彼らは物は持ってきた時と同じ棚に元通り戻すことが期待され、次に誰かが使うために、敬意をもって行動することが期待されます。それは、子どもたちが共同で働く方法を学ぶのを助けたり、他の子供のニーズを配慮することができるなどの原則からきています。
個別でも、グループでも、また友人と一緒にでも、穏やかな雰囲気になり、幼い子どもであっても驚くほどの時間を集中することができます。
モンテッソーリ初等科
モンテッソーリ初等科は、6歳から12歳の子供の特性に向けて作られています。 幼い子供がモノが"What(何)?"を見つけることに興味があるのに対して、この時代の子供は "Why(どうして)?"と "How (どうやって)?"を知るための高い欲求を持っています。なぜなら彼らは物事の間にある関係性に興味があるからです。
この知識に対する渇望は、子どもの熱意が想像力で刺激される「コズミック エデュケーション」として知られるアプローチ授業によって、世界がどのように形成されて、生命と人間の文化がどのように進化したかという物語に触発されて満たされます。これらの物語は、子供を自分の興味に導かれた冒険への道を切り拓く大いなる刺激となります。
子供たちは自分自身や他の子供たちと一緒に、一つの科目から別の科目の分野へと、物語によって描かれた「大きな絵」に構成された枠組みに、細かい内容を記録していくことができます。
例えば、イナゴの生活を研究することから始まった子供が、やがてイナゴがどこに住み、どのように飛んでいるかということに興味を持つかもしれません。彼は、具体化できず、新しい知識がまとまらなくても、世界全体と宇宙へ繫がる枠組みのほんの一部であっても、動物学から地理学へ、そしてさらに物理学へと導かれています。
しかし、保育園の時と同じで、これは子どもが好き勝手なことを何でもできるという意味ではありません。それぞれの子供には、個々の教育計画があり、それを達成する必要があります。数学と言語を含む作業や講義は、毎週教師が子どもに個人レッスンやグループレッスンを行い、個々の子供の能力を観て計画します。
子供たちはこれらのレッスンを受け、それらに続く練習や作業を復習実行する責任があります。この過程は、次の段階に 移行するまでの習熟時間が。個々の子供たちで異なることが認められています。なぜなら子供たちは異なる教育の軌道があり、同じことを同時に進歩する必要はないからです。
そして、これは新たな 学習分野にまで拡げる時に子供がしっかりと学ぶ、科学的に証明された効果的なアプローチであることを保証します。
子どものこの時期のつながりに対する関心は、人間関係と社会に拡がり、初等科の教室における複数年齢の共同体は、この探検を容易にします。彼らはグループの他の人と一緒に日々多くの時間を過ごし、特定のプロジェクトで責任を割り当てたり、義務を割り当てたりします。
子供たちは集団の議論を経て、ルールは何であるべきか、誰かがこれらの規則を踏み外したり、何かが機能しなかったらどうすべきかを決めます。本質的には教室は、継続的な道徳と人格形成のための模範的な環境を提供します。
そしてそれは、まさに現在の教育課題の一部です。
モンテッソーリ中等科
モンテッソーリ中等科は、中学部の独創的な特性による発達の必要性によって作られるものです。12 歳から 15 歳の間に、彼らは思春期を学校環境を経て育ちます。そのため校舎は時に農場に建てられ、自然に近く、新鮮な空気を吸い込んで、 健康的な食べ物を食べ、そして勉強や学力テスト等のストレスから解放されます。
この環境では、彼らには自分の意志を探求し、自己表現するのに役立つ活動や、自分の気持ちを表現する方法を学ぶ機会や作業が与えられ、地域社会の中で自分自身を見つめて、どのように自分や自分と同じニーズを持つ他の仲間も含めて、責任をとるべきかを学びます。
科目の研究は相互に関連しており、彼らの日常生活を容易にするために必要なものから自然に出てきます。牛の牛乳の生産を増やしたり、新しい鶏肉屋を建設するなど。彼らはまた、非常に実践的な方法、例えば小さなキッチンビジネスやゲストハウスのようなものを経営することによってお金について学びます。
これらのいくつかはデビッド カーン:NAMTA の最高経営責任者(CEO)とハーシーファームスクールの彼のチームの先駆的な活動の結果として、世界中でコミュニティとして生まれました。
モンテッソーリ高等科
15歳から18歳の青少年は、大学内にあって専門家の助けを借りた学術研究をする
MONTESSORI HIGH SCHOOL AT UNIVERSITY CIRCLEのような資格を残せる学校に進学します。
子育て
モンテッソーリのアプローチは、家庭でも適用されています。原則は、エイドトゥライフ: Aid to Life プログラムとして知られています。
それは、親にとって簡単に理解できる、明確かつシンプルで直接的なアドバイスを提供しています。
最も重要なことは申し込みが簡単であるこいうことです。(Londonでの話*)
原則は行動、独立、コミュニケーション、自己規律の分野の発達に焦点を当てており、アドバイスはシンプルな方法に基づいて、適切な環境を作り、子供をそこに結びつける発達に時間を費やすことになります。
(*日本においても、東京モンテッソーリエデュケーション株式会社がセミナーを実施していく計画です)